出張マッサージで受けられるリフレクソロジーとは?
最近体の疲れを手軽にとることができる本格派マッサージで評判が高いのが、リフレクソロジーと呼ばれるマッサージです。老若男女問わず、体の疲れが取れるという評判のマッサージですが、意外に説明を求めると正確に他のマッサージとの差がわからない人が多いのです。今回は初心者でもわかるリフレクソロジーを解説いたします。
リフレクソロジーとは?
リフレクソロジーの語源はReflection(リフレクション)と呼ばれる反射という単語の一部分と、Biologyのような生物学、学問を示すラテン語の-ologyの接尾語をつけた言葉になります。これは、人間の体の一部分に刺激を与えることで、反射的に体の機能を向上させ健康に近づけるという学問の意味です。
とくに、足の裏には第二の心臓と呼ばれるほど、体の内臓や自律神経に大きな作用を持っています。これは足裏に、それぞれの臓器の末梢神経がつながっているため、足の裏から刺激することで、内部の内臓につながる神経に作用できるのです。そのため、足裏を刺激するだけで、体の不調や状態を整えることが可能なのです。
リフレクソロジーの効果
リフレクソロジーを受けることで得られるメリットは何でしょうか?それは、足全体を指で刺激して、人間の末梢神経から刺激を加えることで、緊張している筋肉を解しつつ、体系的に体の不調を調えることができます。指圧によって、刺激されることで解消できる体の不調は、胃や腸、肺や心臓はもちろん、体のむくみの原因になっているリンパ排泄や血行の促進機能があります。刺激を加えることで、体の血流と臓器の働きをよくすることで、体の筋肉疲労と内臓の疲労を解消することが可能です。
加えて、体の自律神経をととのえるため、深い安眠効果やリラックス効果を得ることができます。人間の体、疲労が溜まっていない体の状態を取り戻すことが、リフレクソロジーの大きな目的です。解消できる悩みでとくに有効なのは、肩、首、眼精疲労、腰や猫背といった悩み、むくみや便秘、冷え症といった体の悩み、生理痛や頭痛、便秘といった病気ではないものの体にあると困る不快感を総合的に解消できます。薬は一箇所を素早く施術するのに対して、リフレクソロジーの場合は体の土台から不調を治す形になります。
英国式リフレクソロジーの特徴
英国式リフレクソロジーの特徴は、ゾーンセラピーという考えに忠実に基づいて行われる施術です。アメリカ人のウィリアム・フィッツジェラルド医師が手術中の手足が動く現象から、末端の手と足を刺激することで逆に体の健康促進につながるということをゾーンセラピーとしてまとめました。その後、アメリカの理学療法士、ユーニス・イングハム氏が、フットチャートと呼ばれる、足と内臓の対応図を作りました。手や足に指の腹で圧を加えることで、体の不調を取ることを基本としています。
英国式リフレクソロジーに向いている人
英国式リフレクソロジーの特徴は指の腹を中心に、刺激よりもリラックスを意識した施術が大きな特徴です。そのため、交感神経が優位になっている状態を優しくもみほぐすというイメージが正しく、施術中に実際に寝てしまう人がほとんどです。施術中には、アロマオイルを使用し、鼻からの刺激も加えて、心身ともにスッキリしたい人に向いている施術になります。
台湾式リフレクソロジーの特徴
台湾式リフレクソロジーとは、中国古来のツボを刺激する施術と融合させ、ゾーンセラピーに基づいた部位を指以外に、強く刺激を与えることで、体の不調をしっかり取ることを目的としています。強い刺激はきついものの、後に体が軽くなることを意識しているリフレクソロジーです。
台湾式リフレクソロジーの特徴
台湾式は、足裏に強い刺激を与えることで、不調の原因になっている部位に働きかけ、もみほぐして解消することを目的としています。そのため、施術中には痛み感じることがあります。しかし、痛む分詰まっているリンパや滞っている血流を強い刺激によって解消するので、もみほぐした後体が軽くなるのが大きな特徴です。また、血流がぐっとよくなることで、冷え症や肩こりにも大きな効果を持っています。施術後、リラックスよりも体の怠さや不快感をしっかり解消したいという人におすすめのリフレクソロジーです。
リフレクソロジーとは、足裏や手のひらに存在する末梢神経に近い部位の皮膚を刺激することで体の不調を解消できる施術です。皮膚の上から、主に指圧によって滞っているリンパと血流を改善させ、末梢神経がある部位を指圧することで、その刺激が臓器に通じて、不調を緩和する力を持っています。
英国式リフレクソロジーと台湾式リフレクソロジーの二種類に分けられています。前者は指の平を適度に刺激し心地よさを追求したリラックス重視、後者は体の不調を強い刺激によって取り除くことを目的としています。違いをしっかりと理解し、目的に合わせて選ぶことがおすすめです。