マッサージ後に起こる可能性のある「好転反応」とは?対処法も解説!
リンパマッサージを受けた後に、身体に不調が出てしまう人がいます。これはどうしてなのでしょうか。起こる症状は人それぞれ異なりますが、これらは好転反応と呼ばれています。好転反応は、すべての人に起こるわけではありません。どのような症状が好転反応なのか、もし好転反応が起こってしまった場合、どうしたらよいのかまとめてみました。
そもそも好転反応とは?
好転反応は、どのような症状が起こるのでしょうか。ここでは好転反応であらわれやすい症状についてまとめてみました。
全身のだるさ
リンパマッサージでは、血液の流れがスムーズになるので身体に栄養がいきわたりやすくなります。これまで滞っていたものが一気に流れるので、その時にだるさを感じてしまうことがあります。
体温が上がりやすくなる
体温が低い人は、体温が上がりやすくなります。熱が出る人もいます。これは身体の自然治癒力が高まることが原因です。
尿の回数が増える
体内の老廃物が流れることで、尿の回数が増えやすくなります。また、便の量が増える、ニオイが気になるということもあるようです。
頭痛がする
首コリや肩こりなどで悩まれている場合、頭痛が起こる場合もあります。
吹き出物や湿疹が出る
老廃物が排泄される際に、吹き出物や湿疹として出てしまうこともあります。
好転反応が出た際の対処法
万が一、好転反応が出てしまった場合は、どうしたらよいのでしょうか。好転反応が出てしまった場合の対処方法についてまとめておきます。
運動してみる
身体を動かすことができる場合は、運動しましょう。軽く運動することで、体内の毒素を出しやすい状態にできるので、身体が楽になっていきます。
水分をしっかり補給する
老廃物をスムーズに流すために、水分をしっかり補給してください。常温の水がおすすめです。
湯船にゆっくりとつかる
浴槽にゆっくりとつかることで、汗を流すことができるので、老廃物を排泄しやすくなります。
好転反応期間中に避けるべきこと
好転反応期間中は、下記のようなことを避けて過ごしてください。
身体を冷やす食べ物や飲み物は摂取を控える
好転反応期間中は、身体を冷やしてしまう食べ物や飲み物を避けましょう。具体的には、トマトやキュウリなどの夏野菜、アイスクリームやかき氷、アイスコーヒーやアイスティーなどです。身体を冷やさない工夫も大切です。足首・手首・首はとくに冷えやすい部位なので、この部位が冷えないようにしてください。
薬の使用は控える
好転反応中は、薬の使用を避けましょう。頭痛薬や風邪薬などを使用してしまう人もいますが、好転反応は身体のバランスを取り戻すために起こっているため、薬で治すことはおすすめできません。
身体を休める
好転反応中は、軽い運動をすることもおすすめですが、身体を動かせない、だるさが強いという場合は、運動は控えてしっかりと休みましょう。休むことで、身体の細胞に栄養や酸素を送り届けやすくなります。栄養がしっかり届くと、細胞の免疫力もアップするので、身体が元気になりますよ。
好転反応は4段階で起こりやすい
好転反応の期間は、4段階で症状が変化していくといわれています。まずは弛緩反応、そして過敏反応、排泄反応、回復反応と変化していきます。症状があまりにも辛い場合は、お医者さんに相談するようにしてください。好転反応だからといって我慢しすぎる必要はありません。好転反応は、見極めが難しいこともあるので、お医者さんに相談し、診断してもらうのが安心です。
好転反応と思ったのに違ったというケースも
好転反応かもしれないと思ったけれど、実は違っていたということもあるので気を付けましょう。好転反応と間違えることが多いのが、揉み返しです。揉み返しは、施術した箇所が痛い、コリが余計にひどくなる、頭痛がするといった症状が挙げられます。好転反応の場合は、身体のだるさや眠気、全身が火照るなどがありますので、少し異なりますね。どちらの症状もあるという場合は、どちらの症状がより多いのかということで比較してみましょう。
揉み返しは、マッサージや整体で筋肉が傷つくことで起こります。マッサージの圧が強かったり、ツボが間違っていたりという場合、揉み返しになってしまうのです。揉み返しは、ケガと同じような状態なので、コリがひどくなってしまう場合もあり注意しなければいけません。揉み返しかもしれないという場合は、痛みが出ている部位をアイシングして落ち着かせましょう。アイシングの際は、直接氷を肌にあてないように注意してください。
リンパマッサージの後に起こる好転反応についてご説明しました。好転反応は、身体が正常に働いているという証拠です。できるだけ無理をしないで、好転反応期が過ぎるのを待ってみてください。好転反応について、気になることがある場合は、マッサージをしてもらったスタッフに確認しておきましょう。